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ふるさとトピックス

Step By Step vol.18

お花が持つ魅力はいっぱい

『切り花は残らないけど、記憶には残る!』


清水にあるお花屋さん「ombak(オンバック)」を経営している小玉さん。
24歳の時に現在のお店を立ち上げ、15年以上地元のお花屋さんとして親しまれている。
切り花、お店のディスプレイ、結婚式のブーケや会場装花、リース作りのワークショップなどを行い、お花を通して、癒しと幸せな気持ちを届ける毎日。時間に追われながらもお客様の笑顔を励みに日々奮闘する小玉さんの日常に迫ります。

【On Time】お花は待ってくれない!

お花屋さんは小さい頃からの夢でしたか?

 「お花屋さん」=「幼い頃の女の子の夢」というイメージがありますが、幼い頃からずっとなりたい!と思っていたわけではありませんでした。高校生の時に進路を決めるにあたり、もともとお花が好きだったことから、「お花屋さんになろう」と決心し、お花について勉強できる県外の短大に進学しました。

卒業後はすぐにお花屋さんに就職しましたか

 短大を卒業した後、そのまま神奈川のお花屋さんに就職しました。友人が私の好きそうなお花屋さんを見つけてきてくれて、面接を受け、正社員として働き始めました。この就職先の社長がとてもユニークな方で、就職したばかりの私に店舗経営を任せたのです。お花を仕入れてくることが社長の仕事で、その後の販売に関してはノータッチ。生きているお花を無駄にしないよう、とにかく売り切ることを目標にしていました。当時、私よりも2年先輩のアルバイトにいろいろと教えてもらいながら、店を切り盛りしました。休みもほぼなく働き、本当に大変でしたが、売上目標をクリアできた時の達成感や、自分のアレンジメントを気に入って通ってくれたお客様に支えられ、頑張ることができました。
 社長が現場主義の方で、新人でも店舗を任され、早いうちからアイデアを形にして自由にやらせてもらえる環境だったので、独立する人も多かったです。

その後、すぐに静岡に戻ってきたのですか

 最初の就職先で働いている時、お客様にお花に関して質問をされ、すぐに答えられないことがありました。また、お客様の方がお花について詳しいことも多々あり、“お花を仕事にしている私がこれでいいのか”とハッとすることがありました。その時にタイミング良く、卒業した短大の先生からお花のアレンジメントのアシスタントを探していると声が掛かり、アシスタントとして働きながらもう一度勉強しようと決心しました。2年のアシスタントを経て静岡に戻り、20代半ばでしたが、やる気と勢いで現在のお店をオープンさせました。

現在のお仕事について教えてください

 現在は切り花、病院やサロンの受付等のディスプレイ、結婚式場の会場装花やブーケ、リース作りのワークショップを行っています。お花は入学式、母の日、発表会、卒業式など節目の時に活躍することが多いです。また、『この日のこの時間に渡したい』という指定が多く、日程変更がきかない中、配達も行っているため、日々時間との勝負で動いています。
 お花は人を笑顔にする力を持っています。お客様の手元に届ける時が一番緊張し、また楽しみな瞬間でもあります。

店舗作りでこだわっていることはありますか

 お店のコンセプトは私が好きな『大人っぽい・上品』です。
 20代の頃はお客様の要望に応えて、普段は使わないようなお花を使ったりしていましたが、自分の好みではない種類・色のお花を使っても自分らしい作品が出来上がらない、楽しくないと感じ、悶々とした時期がありました。“この時期はここのバラを使う”など、使うお花の種類や色などにはこだわって、その中でお客様に満足していただけるように作っています。

この仕事に就いて感じることは

 お花屋さんは美容院と似ています。自分に合うお店を見つけるまで、あちこちのお店を試すことができます。流動的なお客さんが自分のお店のファンになって継続して来店してくれた時はやはりうれしいです。
 あとは口コミの影響も大きいと感じています。初めて来店してくださるお客様の多くが口コミで来てくれています。新規のお客さまも昔から通ってくれているお客様にも愛されるお店であり続けたいと思っています。

小玉さん自身のお花にまつわる思い出のエピソードはありますか

 高校3年生の私の誕生日に、部活の友人たちから花束をもらいました。今でもどんな花束だったか、もらった時の場景も鮮明に覚えています。それまでお花をプレゼントしてもらったことがなかったので、とても感激しました。

お花がもつパワーを教えて下さい

 お花が一輪あるだけで周囲がぱっと明るくなり、気持ちが落ち着くような気がします。
よく男性が“女性にお花をプレゼントしても残らないから…”と言いますが、私は“ものはなくなるけれど記憶には残る”と思っています。一生のうちに花束をもらう機会が何回あるか…花束をもらって嫌な女性はいないと思います。もらってうれしい気持ちとその場景は忘れないものです。“お花をプレゼントしても…”と思っている男性陣には“そんなことはない!”と心から伝えたいです。

【Off Time】子どもと過ごす時間

気分転換の方法を教えてください

 7歳になる娘と遊ぶことです。休日は仕事場に連れてきて一緒に過ごすことも多いです。
 一緒にいられる時間が限られていて、寂しい思いをさせることもあるので、その時間はいっぱい遊んで、たくさん話を聞いてあげるようにしています。子どもの笑顔が私のパワーの源です。

プロフィール

小玉 名美 (こだま なみ)

 静岡市清水区出身。
 高校3年生の誕生日に部活の友人たちからもらった花束に感激し。その時にもらった
 花束と場景は今でも忘れられない思い出。その後、進路を決めるにあたり、もともと
 好きだったお花を仕事にしようと決意。
 24歳という若さでombakをオープンした行動派!

今回の取材スポット

ombak (オンバック)
落ち着いた雰囲気のお店にはたくさんのお花が並んでいます。

静岡市清水区有東坂2-365-8
TEL 054-348-5553
営業時間 10:30-19:00
(木曜・祝日 15:00閉店)
配達時、留守になることがあります
木曜定休日