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ふるさとトピックス

Step By Step vol.22

“誇りに思う気持ち”が私のエネルギー

『誇りを持って仕事ができていますか?』


 幼い頃から絵を描くことが好きだったという松浦さん。将来は何かを“描く”仕事に就きたいと考えていたという。高校3年生の進路を決める時期になり、東京の建築専門学校に進学を決めた。卒業後は静岡に戻り、就職してからずっと建築業界に携わっている。設計士としての経験を生かし、17年間企画営業として、また現在は営業兼常務理事として経営に携わり、忙しくとも、充実した日々を送る松浦さんの日常に迫ります。

【On Time】 仕事に誇りを持てている環境に感謝

現在のお仕事について教えてください

 住宅展示会、見学会で行うイベントの企画やHPから“駿河工房”の情報発信をして、まずはお客様に弊社を知っていただくために幅広く『周知活動』を行っています。企画営業として、弊社を選んでくれたお客様と人生で一番大きな買い物といっていいであろう「住宅」の設計から資金繰りの相談まで、マイホーム完成までの長い時間を共に過ごしています。

建築業界を選んだ理由は何ですか?

 昔から写実的な絵を描くことが好きで、漠然と何かを“描く”仕事に就けたらいいなと思っていました。また、実家が土木関係の仕事をしていたため、父の働く姿をずっと見てきました。いつか父と一緒に仕事ができたらという想いもありました。家を建てる第一段階で土木工事は必要な工程です。土木と建築、分野は違いますが、繋がっている仕事だと思っています。最終的に私は建築の道を選びましたが、父の働く姿を見て育った影響は大きく、今でも父は社会人として尊敬できるひとりです。

設計士としても仕事をしていたことがあるのですか?

 最初に就職した工務店で設計士として10年勤めました。当時は営業がお客様と打ち合わせをし、私は営業から内容を聞き取りして間取り図を描いていました。そのため、お客様と接することはほとんどありませんでした。
この工務店に勤めている時から、駿河工房とつながりがあり、縁あって転職することになったのですが、設計士としてではなく、営業としてのスタートでした。

営業と聞いてどんな気持ちでしたか?

 不安でした。今までお客様と接することがなかったので、自分でお客様を見つけ、会話を広げ、提案まで持っていくことができるのか心配でした。でもやるしかないと思い、営業のノウハウは当時の営業マンを見て、良い所は吸収して、自分なりの営業をスタートさせました。初めは戸惑うことも多かったです。
 営業になって1年が経つ頃、初めて1棟担当することができました。お客様と資金繰り(融資)の話もしなければならず、わからないことも多々ありました。その時は自ら金融機関に出向き、いろいろと教えてもらう事もありました。
契約から引き渡しまでの一連の流れがわかると少し自信がつきました。設計士としての知識や技術を活かし、お客様の想いを形にするため、こっそり図面を描いたり、設計をしていたからこそできるアドバイスをするなど、+αの何かを加える工夫をしていました。何より、お客様が私を信頼して任せてくれたことが1番嬉しく、それが励みになっています。

仕事をする上で大切にしていることは?

 “誠実な気持ち”を忘れないことです。要望に応えられるようにお客様と真摯に向き合えば、自分の気持ちも伝わります。住宅は人生で一番大きな買い物かもしれません。それ故不安に思うことも多くあると思います。その不安を受け止め、少しでもその不安を無くし、家を持つことによってそれまで以上に“生活の質”を上げることが私の使命だと思っています。
 この仕事はお客様と過ごす時間が長いです。出会いから家を引き渡すまでに短くて2、3年、長い方だと10年以上のお付き合いになります。女性だからこそ気づけるお客様のちょっとした変化に敏感に対応し、お客様の負担にならない程度のほどよい距離感を保つように心掛けています。

仕事での苦労や悩みは?

 あまりないですね。仕事を家に持ち帰ることもあり、その時は大変ですが、お客様の夢のマイホームのため、喜ぶ顔を見るためだと思うと、結果的に苦労にはならないです。
自分のアイデアを出しきり、お客様の要望に近づけたと思っても、自分の提案が必ずしもお客様に受け入れられるばかりではないため、結果として断念することもあります。正直残念に思う事もありますが、要望に応えるために試行錯誤することは自分の経験にとってプラスになっています。

最初からキャリアアップを目指していましたか?

 正直考えていなかったです。お客様に納得し、喜んでもらえることで、駿河工房を認めてもらえる、それでいいと思っていました。
 私は最初に就職した会社にいる時から駿河工房のことは知っていました。地域の気候風土に合わせ、地元の木材等を使用し、環境に優しい住まいづくりを提供している駿河工房に密かに憧れていました。そんな憧れの会社に縁あって入社することができ、うれしく、誇りに思いました。この「誇りに思う気持ち」と「自分の勤める会社が好き」この気持ちがなければ、続けることはなかったかもしれません。
 築20年の焼津ギャラリーをどうにか生かしたいと思い、自然と人との調和・共生をテーマとした、誰でも利用できる憩いの空間を提供しました。このギャラリーでは手作りブレスレッドをはじめとする様々な教室やイベントが企画されています。たくさんの人にイベントを知ってもらい、足を運んでもらうことで、木の家の心地よさを体感していただき、そして手掛けた会社が駿河工房だと知ってもらえる。私の一番の願いはこの「知ってもらう」ということです。結果的に自分の取組みを評価していただき、今があります。

女性が社会の中で活躍し続けるためには、何が重要だと考えますか?

 10年前に比べると、会議等に出席した際、発言する機会が増えました。女性目線での意見、男性では気づかないような細かな角度からの考えなど、意見を求められるようになりました。発言の機会を与えられた際には、自信を持って、自分の意見を述べることです。そのためには、日頃からいろいろなことにアンテナを高くしていることが大切だと思います。

【Off Time】 こだわりの時間

気分転換の方法を教えて下さい

 カメラです。7年前に一眼レフを買いました。風景を撮ったり、マクロを使ってお花の一部を撮ったりします。時間的に遠出をすることは難しいので、近場になることが多いですが、カメラを持って出掛けます。

何かこだわっていることはありますか?

 私の家にはテレビがありません。テレビなしの生活を送っています。テレビをつけてしまうと、つい見てしまい、やりたいことが後回しになってしまいます。時間が狂ってしまうため、テレビを置くのをやめたのです。その代わりに音楽やラジオをつけるようになりました。何かをしながら聴けるラジオはとても心地よいです。聴きたい音楽、聞きたい話の時は自然と耳を傾けている自分がいます。

My First Step ~私に人生の新たな一歩を与えてくれた人~

 家族です。昔から私のやりたいことを後押ししてくれました。何か大事なことを決める時には家族が大集合し、みんなで話し合います。これは昔から変わりません。本当にありがたい存在です。私にとって家族が基盤であり、ここが崩れてしまったら、仕事もプライベートも上手くいかなくなるような気がします。
家を建てる一大イベントを迎えるお客様に、“家族が寄り添える家”を提供したいと思うのは、私が家族のことが好きだという気持ちが大きいからかもしれません。

プロフィール

松浦 薫 (まつうら かおる)

富士宮市出身。

東京の建築専門学校を卒業後、静岡に戻り、最初に就職した工務店で10年設計士として活躍。
その後、現在務める駿河工房に営業として勤め始めて、早17年。
『駿河工房』をたくさんの方に知ってほしい!駿河工房が手掛けた住まいを見てほしい!
この想いは今も昔も変わらない。
                           (取材日 H28.3.16)