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ふるさとトピックス

Step By Step vol.25

地元への恩返し

『自分が歩んできた道は今につながる』


 焼津の町の魅力をもっと多くの人にアピールしたい、焼津の町をもっと活性化させるためにイベントを行いたい、など、自主的にまちづくり活動を行う市民活動団体や個人の方に対して、活動の情報発信、交流の場を目的として設けられている市民活動交流センターで働く西村さん。焼津は地域資源が豊富で、他に誇れるものがたくさんある町ですと、いきいきと語ってくれた西村さんにお話を伺いました。

【On Time】 持続可能なまちづくりへ向けて

現在のお仕事について教えてください

 “焼津市市民活動センターくるさ~”で、焼津の町を盛り上げるべく活動をしたいと思っている人たちの相談に乗り、活動内容や活動に対する想いを聞く中で、団体と団体、団体と個人、団体と行政をつなぐ、橋渡しのような役割を担っています。
 “くるさ~”は立ち上がって3年ほどになります。センターに来る人たちは皆、焼津の町が好きで、焼津の魅力をより多くの人に伝えたい、何とかしたいと思っている人がほとんどですが、何から手を付けてよいか、誰に相談すればよいかわからないという方がとても多いです。そんな方の悩みを聞き、想いをできる限り応援し、実現させるためのお手伝いをしています。また、私自身もイベントを企画することにも携わっています。

どのような経緯でこの仕事を始めたのですか

 5年前に『せんたく日和』という子育て世代の母親を中心に活動する団体を立ち上げました。情報で溢れかえるこの時代、私たち大人が情報に左右されやすくなっていると感じました。子どもたちのためにも、現状を正しく知り、情報を取捨選択できる大人にならなければならないという思いから、身も心もきれいにする「洗濯」と、物事をきちんと判断する「選択」とを掛け合わせて、『せんたく日和』と名付けました。
 『せんたく日和』の活動は、定期的に集まるのではなく、誰かが「こんな事をやってみたい!」と、何かイベントを企画した時などに、メンバーで協力し合って運営する方法で活動をしてきました。
 焼津のまちをもっと盛り上げていきたいと思っている団体や個人が焼津にも多くいます。しかし、互いの情報を共有できる場所がなく、同じ気持ちでいる人たちが交流する場もなかったため、皆がもっと活動をしやすくするために、センターを立ち上げることになり、有志の方々で市民活動交流センター運営協議会が立ち上がりました。
 私は今までの活動のご縁から、「事務スタッフをやらないか?」と声を掛けてもらい、メンバーに加わりました。最初は「市民活動とは何か?」、「市民活動交流センターで何をしたらいいか?」ということもわからず、周囲に教えてもらいながら進め、自分の経験や学んだことを基に、行政や先輩方と連携を取りながらやってきました。

今までずっと、“まちづくり”に携わるお仕事をしてきたのですか

 “まちづくり”の仕事を始めたのはここ数年です。結婚してから、会社の事務やお蕎麦屋さんのホールスタッフ、ガスの検針など、様々な業種の仕事をしてきました。過去の経験が今の“まちづくり”の仕事に活かされていると感じます。
 例えばガスの検針では、焼津市内のあちこちを回って仕事をしていました。そのおかげで、それまで知らなかったお店を知ることができたり、改めて焼津の歴史ある場所を知ることができ、現在イベントを企画する時にも役立っています。
 また、イベントを企画する時には、私が以前働いていた職場にも声を掛けて、協力してもらうこともあります。今でも繋がりを持てていることに感謝しています。

現在、西村さんが主に担当していることは何ですか

 現在は『焼津おんぱれ』という、焼津の町ならではの「人、食、文化」を知ってもらい、地域の人と交流をしながらプログラムを体験する活動の企画・運営を行っています。地域の魅力を再発見してほしい、地域の人と交流することで、新たな繋がりが生まれ、さらなる地域資源を活かした何かが生み出される可能性があるかもしれないと期待しながら企画しています。
 例えば『焼津おんぱれ』の企画の1つに、“ねりもの×フレンチの世界”というものがあります。漁業の町である焼津では、昔から練り物が作られてきました。一般的にフレンチで練り物を使う発想はほとんどないと思います。しかし、焼津が誇れる地元の食材を焼津で人気のあるフレンチレストランとコラボレーションさせることで、新たな組み合わせの食が生まれ、使っている練り物のお店やレストランを知ってもらう事ができます。あっと驚くような組み合わせを考えることも楽しいです。

自分に向いている仕事だと思いますか

 向いているかと聞かれて、自信を持って「はい」とは言いづらいですが、いろいろな仕事をしてきたおかげで、あちこちに飛びこむ“度胸”はついたと思います。
 現在もイベントのチラシは自分たちで作り、置いてもらえるお店を探して、お願いをしながら回らなければなりません。今までも人と接する仕事をすることが多かったので、初対面の方と話をすることには多少慣れていました。チラシをお店に置いてもらう交渉は緊張することもありますが、イベントに対する想いと、自分たちの住む焼津の町をもっと盛り上げていきたいという気持ちを自分の言葉で伝えています。

仕事上での苦労や悩みはありますか

 家庭と仕事の両立です。家庭のこともきちんとやりたいと思いながらも、イベントが近づいたりすると、事務所で作業を行わなければならないことも多々あり、自分が思う通りには家事がこなせないこともあります。私には小学6年生になる双子の息子がいるのですが、最近では息子たちも家の手伝いをしてくれるようになったので、お願いすることもあります。主人の仕事への理解もあり、今は何とか両立しています。

悩みを抱えた時の解決方法は

 誰かに話して、聞いてもらいます。仕事上、関わる年齢層は幅広く、いろいろな仕事をしてきている方と知り合う機会が多いので、尊敬できる人がたくさんいます。悩みを引きずることも、溜めこむことも、ほとんどありません。相談できる人が周りにたくさんいることに感謝しています。

今後の目標を教えてください

 “焼津市市民活動センターくるさ~”を存続させていくことです。今以上に、“まちづくり”に関心のある若者と一緒に“くるさ~”で活動できればいいなと思っています。そして、これから“まちづくり”に携わっていく次の世代が、活動を行いやすくする環境を作っていくのが、私の使命だと思っています。そのためにも土台作りをしっかり行いたいと思います。

【Off Time】 ペットは家族の一員

気分転換の方法を教えてください

 我が家では『うさぎ』を飼っています。飼い始めて1年ほど経ちます。うさぎと戯れる時間が私の癒しの時間になっています。

プロフィール

西村 良江 (にしむら よしえ)

焼津市出身

今までに経験してきた多くのことが、今の“まちづくり”の仕事につながっているという。
専門分野を勉強してきたわけでも、資格があるわけでもない。
経験と自分なりのアイデアやひらめきを形にして、“まちづくり”に携わってきた西村さん。
家に帰れば小学6年生の双子の男の子のお母さん。
仕事と家庭、毎日忙しくとも充実した日々を送る。