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ふるさとトピックス

Step By Step vol.29

自分の経験から発信する

『ココロと身体のほぐしやさん』


 リフレクソロジスト、ルーシーダットンインストラクター、和ハーブインストラクターなどの資格を持ち、お客様、生徒さんの“身体と心のほぐしやさん”として活動する中村さん。様々な顔を持って仕事をする中で、共通していることは“自分の身体を労わってしてほしい”という想い。
 独立し、“ゆるリラ”を立ち上げて活動を始めて6年。試行錯誤しながら、自身の活動を広げている中村さんに、どのような想いでこれらの仕事を始めたのかを伺いました。

ココロと身体のほぐしやさん

現在のお仕事について教えてください

 現在は、主に自宅にてリフレクソロジスト(足裏マッサージ師)、スポーツジムや出前講座・イベントにて、ルーシーダットン(タイ式ヨガ)インストラクター、最近は和ハーブ(日本古来の有用植物)インストラクターも務めています。
 リフレクソロジー(以下リフレ)では、お客様と1対1で足裏マッサージを行っています。不思議なもので、足の裏を触ると、その方の日頃の疲れがどこに溜まっているかがわかります。いろいろなお話をしながら、少しでも疲れを取り、癒しの時間になるように施術をしています。
 静岡ではまだ馴染みのない方も多いかもしれませんが、「ルーシーダットン」(以下ルーシー)と呼ばれるタイの伝統的な自己整体法のインストラクターとしても活動しています。スポーツジム等でのレッスン以外にも、静岡県立美術館の芝生広場で太陽のエネルギーを感じながらルーシーを行うなど、自分でイベントを企画し、ルーシーを知ってもらうための活動を行っています。

リフレとの出会いは?

 リフレとの出会いは15年ほど前になります。高校卒業後は東京の短大に進み、営業事務として就職をしました。退職後は様々な仕事をしました。東京に出て一番楽しったことは、都会にはいろいろな仕事があり、経験できたことです。働くことが楽しくて、仕事を掛け持ちしていたくらいです。
 結婚式の仕事をしている時に腰を痛め、整骨院に通ったことがありました。その時に受けた施術に悲鳴をあげていた身体が良くなり、同時に気持ちも癒されました。この時に自分も“人に癒しを与えられる仕事ができたらいいな”と思うようになり、当時少しずつ認知されるようになっていたリフレの資格を取得するため、仕事をしながら「日本リフレクソロジスト養成学校」に通いました。

まずはリフレのお仕事から始めたのですか?

 資格を取り、静岡に戻るタイミングで卒業した学校直営のリフレのお店が静岡伊勢丹に出店したため、ここでリフレクソロジストとして約5年勤務しました。足の裏は“第二の心臓”と言われ、身体の不調が足の裏に表れるのです。足の裏を触っただけで、肩が凝っている、腰が悪いなど、不調の部位がわかり、お客様によく驚かれました。しかし、その不調をどのように改善すべきか、これといって良いアドバイスができず、“ストレッチをしてみてください”としか言えませんでした。そんな自分がもどかしく、もっと具体的なアドバイスができるように、勉強しようと思うようになりました。

ルーシーとの出会いは?

 リフレの仕事をしている時に、縁あってメディカルフィットネスジムのインストラクターの仕事をすることになりました。しかし、インストラクターという肩書だけで、専門的な指導ができるものが正直なく、試行錯誤しながらレッスンを行っていました。学生の頃から身体を動かすことが好きで、学生時代も部活一色の私でしたが、身体は硬かったため、ヨガやエアロビに挑戦するも身体を痛めてしまいました。自分に合っていないと感じ、そんな身体の硬い自分にもできるものはないかと本屋に行って調べた時に、ルーシーダットンという整体法に出会いました。

どのようなところに惹かれたのですか

 ルーシーは自己整体がベースなので、「本来あるべき状態に戻す」ことを目的にしており、身体の歪み矯正や筋力トレーニング等に効果的です。ヨガのようにポーズをとって身体を伸ばしたりするのですが、柔軟性や筋力がない方でも取組みやすいのが特徴です。資格を取るために身体の硬い私が、毎日ポーズの練習をしていると、不思議と身体が柔らかくなっていきました。ゆっくり身体を動かすことで、自分の気持ちもリラックスでき、自律神経の調整ができていることにも気づきました。自分の身体と心の変化を直に感じ、自分の経験、体験を元にルーシーの良さを伝えていけると思いました。
 何でもそうですが、続けることに意味があります。無理なく継続でき、ゆっくり自分の身体の変化を感じてもらえると自信が持てました。

どのようにルーシーを広げていきましたか

 まず、メディカルフィットネスでルーシーを取り入れるようにしました。病院と繋がっているところだったので、病院の患者さんが通ってくれることが多い所でした。無理のない程度に、ゆっくり身体を伸ばしていくという点で、通ってくれる人が増えました。
 徐々にルーシーが馴染んでいくと、“もっとこうしたい”、“こんなことをしてみたい”という願望が出てきました。しかし、組織に属して働いていたため、自分の考えが思うように伝わらなかったりするなど、レッスンの運営について悩みが出てきました。いろいろな葛藤がありましたが、2011年に独立することを決めました。

独立をして、どのように自身の活動を広めていきましたか

 “ゆるリラ”と名付けて、リフレとルーシーインストラクターとして活動を始めました。メディカルフィットネスでレッスンを受けてくれていた方々が知り合いを連れて継続して通ってくれました。
 もう1つ影響力があったのが、SNSです。Face bookの影響力は非常に大きいです。レッスンの様子、イベントの告知などをアップすると、お客様や生徒さんが見て、そこからまた知らない方々にも見てもらえるため、活動を知ってもらうためのツールとしては本当に便利だと感じました。
 他にも、スポーツジムや自治体等で場所を提供してくれるところや、催しがある時に参加させてもらえるように、あちこち出向きました。

仕事をする上で工夫していることは

 1つ目は、自己開示をすることです。私という人となりを知ってもらい、人として興味を持ってもらえるように、まずは自分のことを話すように心掛けています。“この人のやっていること面白そう”、“もっと話を聞いてみたい”と思ってもらえて初めて、相手との距離が縮まると思っています。
 2つ目は、自分の知っていることを小出しにすることです。以前は、良かれと思って、自分の知っていることを一度に出そうとしていましたが、想像以上に自分でパワーを使い、相手方にも伝えたいことが伝えきれていないことに気付きました。1回に小出しする分の内容の濃さ、話し方で、相手を次に惹きつけられるように意識しています。

仕事上での苦労や悩みはありますか

 組織に属していれば、上司に相談したり、何かあれば判断をしてくれましたが、独立してからは、全ての決断を一人ですることになり、判断の難しさを感じます。
 また、外部主催のイベントに参加した時に感じることですが、多くの団体や個人が参加する場合、志が同じであればまとまりがあるのですが、そうでない場合は気を遣ったり、我慢することも出てきます。組織に属していても、独立をしても難しい壁にぶつかることはあり、どちらがよいのか判断することは難しいですが、お客様や生徒さんからいただく温かい言葉が励みになり、今は独立してよかったなと思っています。

悩みを抱えた時の解決方法は

 一番身近な存在である主人に話を聞いてもらうことが多いです。平日の夜、土日にイベントが入るとすれ違いの生活になる時もありますが、私の仕事をよく理解してくれていて、何かあればアドバイスもくれます。そんな主人には感謝しています。

今後の目標はありますか

 私たち人間にとって一番大切なのは、健康な身体だと思っています。健康な身体があってこそ、食事が美味しいと感じることができ、身体を動かして気持ち良いと思えます。最近は、「和ハーブ」という日本古来のお役立ちハーブの魅力に惹かれ、和ハーブの食物、繊維、薬としての効果を勉強しています。
 ルーシーは「身体を動かす」、リフレは「身体の中を整える」、和ハーブは「身体の中に取り入れる物」として、今後も身体、心を整えるお手伝い・提案をしていきたいと考えています。

【Off Time】 新しい発見や刺激を受ける

気分転換の方法を教えてください

 温泉が好きで、一人でふらっと日帰りで出掛けます。知らないところに行くことで、新しい発見があったり、刺激をもらえたりするので好きです。
 お気に入りの近場の温泉は、山梨県の佐野川温泉や川根温泉です。他にも、美味しい空気を吸いに山に行ったり、着物を着ることも好きです。

日頃大切にしていることはありますか

 “人とのつながり”を大切にしています。独立してやるようになってからは特に人の縁のありがたみを感じます。人の身体を整える仕事をする以上、自分の身体を整えるのは絶対です。体調管理にも気を遣っています。

プロフィール

中村 祐子(なかむら ゆうこ)
静岡市清水区出身

小さい頃から身体を動かすことが大好きで、
学生時代は部活一色!
東京の短大を卒業後は様々な仕事を経験。
都会は仕事の種類、数が豊富で掛け持ちをするほど
仕事をするのが楽しかった。
その中で出会ったリフレクソロジーやルーシーダットン。
自分が経験した“心と身体の癒し”を与えたいという
思いで、すべて1から学び、地元静岡に戻り、活動をしている。
(取材日 H28.10.24)