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ふるさとトピックス

Step By Step vol.30

お気に入りを見つけてみませんか?

『特別感を届けたい』


 『haco28+(ハコニワプラス)』という雑貨屋を開いて今年で7年目。幼い頃から、ものを“作る”ことが好きで、現在は主に消しゴムはんこや羊毛フェルトを作っている牧野さん。お店には、全国の作家さんの心のこもったハンドメイド作品がズラリと並んでいる。自身も制作活動をしており、作品を作ることもあるが、主に他の方の作品を展示販売している。『haco28+』にしか置いていない、一点ものの商品を是非見てほしいという話す牧野さん。
 現在は店舗での販売のほか、外部のイベントやカルチャースクールにて、ハンドメイドの楽しさを伝えるための講座を開いたりするなど活動をしている。
 どのような思いでお店を立ち上げたのか、現在に至るまでの歩みを伺いました。

【On Time】 特別感を届けたい

現在のお仕事について教えてください

 静岡市葵区鷹匠に『haco28+(ハコニワプラス)』という雑貨屋を開いて今年で7年目になり、ハンドメイドの雑貨やインテリアを取り扱っています。商品は全国の作家さんたちが作っているものです。現在は約60名の作家さんとの繋がりがあり、ほぼ毎日新しい商品が手元に届きます。
 この作家さんたちの多くは本業として雑貨作りをしている方というよりは、会社勤めをする傍ら、作品を作っている方、主婦など様々です。共通して言えることは、物作りが好きで、趣味が高じて作品を作っているということです。それぞれの作品を見て、『haco28+』のコンセプトやターゲット層に合った物を仕入れています。
 また、外部で行われるイベントやカルチャースクールにて、ハンドメイド作品のワークシップを開いて、ハンドメイドの楽しみをお客様に体験してもらえるような活動をしています。

どのような方法で商品を仕入れているのですか

 仕入れ元の作家さんとは、ほとんどインターネットでのやり取りになります。ネット販売が増えているこの時代、実際に店頭でお客様に見て、選んでほしいという思いがある方が多いです。
 ブログや口コミを通して『haco28+』を知った作家さんから商品の委託販売の依頼がきます。すべての方の商品を受け入れるわけではなく、出来上がりのクオリティや個性などを吟味し、お店の30~40代のターゲット層にマッチする物を選び抜き、取引を行っています。

どのような経緯でこの仕事を始めたのですか

 高校卒業後はいろいろな職を経て、3年ほどインテリア雑貨を扱うお店で働いていました。主に販売を担当し、売上管理や販売戦略、スタッフ管理など様々な仕事を経験しました。とても濃い3年間を過ごしました。
 その後退職をし、これから先、「自分ができることは何か」を考えた時に、昔から好きだった工作、ハンドメイドを自分の仕事にできたらと考え、『haco28+』を立ち上げました。「今しかできないことをしよう」、その強い気持ちが私自身を新たな道に進めさせたのだと思います。

昔から自分のお店を持ちたいという願望はありましたか

 元々、何かを“作る”ということが好きで、高校もデザインやインテリアの授業がある学校に進みました。当時は、ハンドメイドで何かを作る人はいても、それを売ろうとする人はあまりいなかったように感じます。私も、“将来は自分の店を持つ!”という強い想いはありませんでした。
 また、手作りの作品を販売する「ハンドメイド雑貨店」が広く認知されるようになったのも、ここ10年くらいで、比較的新しい業種だと思います。

お店を立ち上げるまでの道のりを教えてください

 どのように行動したらいいかわからないながらも、店を構える場所探しから、市役所への申請など、一人で走り回りました。
 最初、商品の仕入れは、以前に勤めていた時の人脈を頼りに、メーカーで作っている物をお店に出していました。徐々に今のような形で販売するようになりました。
 実際にお店をオープンさせるまでに要した時間は1ヵ月ほどでした。切羽詰まらないとやらない性格もあり、動き始めてからは一気に進めました。

どのような想いを込めてお店を始めましたか

 “一人でもフラッと立ち寄ってもらえるお店を作ろう”と思いました。欲を言えば、“日本中に知られるようなお店にしたい”と思って始めました。
 作品は、自分の目で見て納得し、作品に対して私自身が何か光るものを感じるかどうかの直感も大事にしています。お客様にも見てもらいたいという想いを持てた作品を置こうと決めました。

お店をはじめて大変なことはありますか

 1つ目はお店の運営をすべて一人でやらなくてはならないということです。お金の管理、店の経営、スケジュール管理等責任はすべて自分に返ってきます。これらの点においては、知識・経験が無いに等しいので、試行錯誤しながらやっています。
 2つ目はお客様にどう『haco28+』を知ってもらうか、宣伝方法についてです。広告を出すにもそれなりに費用が掛かるため、コストを抑えた宣伝方法を考えました。そして、日々作家さんとのやり取りにパソコンを使っていたため、毎日触れるパソコンを使えば頻繁に情報発信ができると考え、ブログを宣伝ツールとして使うようになりました。
 イベントやワークショップなどで知り合った方や作家さんのネットワーク、ネットや店頭を利用していただいた方の貴重な口コミも大切にしています。大きな宣伝を打たないかわりに、コツコツお知らせをして、お店を知ってもらえるようにしています。
 

お店を始めてよかったと思うことはありますか

 常にお店に立って接客をしているので、お客様の生の声を聞けることです。お客様の好みがわかり、希望を聞くことによって商品の品定めもより具体的にできます。
 お店には作家さんの作品のほかに、私が作った作品も置いています。自分の作品を発表できる場ができたことはやはりうれしいです。大好きな雑貨の仕入れから販売まで携わることができて幸せです。

他のお店との差別化は図っていますか

 全国の作家さんからの作品を取扱い、静岡では『haco28+』でしか手に入らないという物が多いということです。また、すべてが手作りなので、1点ものが多いという点も特別感があるかと思います。
 また、お客様の要望に応じてオーダーも受けています。いろいろな作家さんとのつながりを持っているので、要望に沿った物を作ってもらえそうな方に依頼し、作家さんとお客様の橋渡し役になることもしています。

今後の目標は

 たくさんの人に足を運んでもらえるようなお店にしていきたいです。『haco28+』を知ってもらうと同時に、鷹匠エリアの『地域』を知ってほしいという願いがあります。そのために、同じエリアで商売をしている方々と協力をして、お店紹介のMAPを付けた冊子が作れたらいいなと思っています。

【Off Time】 “作る”ことが私の原点

気分転換の方法を教えてください

 “作る”ということが好きなので、アクセサリーを作ったり、消しゴムはんこを作ったり、自分が作りたいものを作っている時間が気分転換になります。お店では集中できないので、家のリビングで黙々と作業しています。
 あとは美味しい物を食べることです。主人や友達とおしゃべりしながらの食事が楽しみです。最近はなかなか時間が取れず行けていませんが、旅行に行くことも大好きです。

プロフィール

牧野 有里 (まきの ゆり)

静岡市出身

インテリア、ハンドメイド雑貨を取り扱うお店、『haco28+』(ハコニワプラス)をオープンさせて今年で7年目。
全国の作家さんから集めた一点ものの作品がズラリと並び、自身の作品も店頭に並んでいる。
お店の経営から管理まで、すべてを一人で担当することの難しさを感じながら、試行錯誤で『haco28+』ならではの特別なものを提供できるように日々作品作りと商品の仕入れを行っている。

・『haco28+』(ハコニワプラス)
・静岡市葵区鷹匠3丁目8-4
・TEL/FAX 050-1040-0068
                 (取材日 H28.11.22)