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ふるさとトピックス

Step By Step
vol.1

「安倍川こっち」発。しずおかのママをハッピーに!

『ついつい自分のことを後回しにしていませんか?』


 静岡市安倍川以西のことを「川向こう」と呼ぶ人がいますが、西側の住民にしてみると、自分たちの住む地域こそ「川こっち」。そんな「安倍川こっち」の駿府匠宿で、今や3日間で約8,000人の来場者を集める地域初の子育てママ向けイベント「はぴままカフェ」が初めて開催されたのは2011年のこと。その活動ぶりはとてもパワフルなのに控え目な印象を与える仕掛け人、池田水穂子さんのONとOFFに迫ってみました。

【On Time】 番組プロデューサーから、子育てイベントの立ち上げまで

「はぴままカフェ」は、子育てにがんばる母親を癒すことが目的だとか。毎回大人気のようですが、どんな反響がありますか?

 2011年5月の第1回目から約2,500人の来場者がありました。ママの口コミの力はすごいです。日頃思うようにお出かけのできないママたちが、マッサージでリラックスしたり、ネイルアートを楽しんだり、手作り雑貨を見て回ったりして、チラシの配布数以上にお越しいただいています。「ここに来て癒されると、子どもにやさしくなれる」「この3日で充電するぞ」という方も多く、ママの充電効果が子どもだけでなく、パパにも伝わっていったらいいなと思います。「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、ハッピーのスパイラルに、ひとりでも多くの人を巻き込めたらと思っています。

「はぴままカフェ」を立ち上げたきっかけは何ですか?

 5年前までは東京でテレビ番組のプロデューサーをしていましたが、ストレスで体調を崩してしまって、地元である静岡に戻ってきたんです。そのとき自分の弱さを知って心理学を勉強するうちに、人格形成には7歳頃までの幼少期がとても大切だと知りました。子どもの心を支えるアート療法やカラーカウンセリングの技術を学んだのもそのためです。

 そんな時、子育てに苦心していた高校時代の同級生と、「ママってたいへんだよね。子どもを笑顔にするにはまずママを笑顔にしよう」という話になり、彼女と共に子育て中のママのリラックス、リフレッシュをテーマにしたイベント「はぴままカフェ」を始めることになりました。
 子どもの幼少期に大きな影響を与えるのは多くの時間をともに過ごすママです。自分も大切にすることで、ママはゆとりをもって周囲にもやさしくなれるだろうと思い立ちました。

番組プロデューサーの経験は活かされているのでしょうか。

 ニーズに応えるという点では、番組プロデュースと根本は同じかと思います。自分がどうしたいかより、何が求められているかを吸い上げ、自分目線になりすぎないことは常に意識しています。そのためにも事前の情報収集と下調べを大切にしています。
 はぴままカフェを始めるにあたっても、静岡市の子育てについて調べたところ、子育て支援団体は多々あるものの、ママに特化して支援する団体は殆どないことがわかったんです。当時「川こっち」には子育てイベントもなかったので、「こっちで何かやろう。会場についてはリラックス度満点の駿府匠宿がいいね」という話になりました。

池田さんが人生において大事にしていることは何ですか?

 「縁」です。これまでの人生を振り返ると、私は縁にもタイミングにも本当に恵まれています。共感して楽しんでくれる良い仲間との出会いで、下準備もはぴままも順調に進んできました。あるスタッフがご主人の転勤により県外へ引っ越してしまうことがあっても、そのタイミングで新しく協力してくれるスタッフが現れたり、経費事務に強いスタッフが加わったり、ときにヒントをもらったり。やっぱり大切なのは「人」です。今は10人ほどのスタッフで運営していて、スタッフや手作り作家さんも多くが子育て中のママやパパなんですよ。

【Off Time】 イベント終了後は音信不通(笑)

すごく外向きでアクティブですよね。

 いえ、自分ではストレスをためがちな内向きの人間だと思っているんです。はぴままカフェが終わると、たいてい私、音信不通になります(笑)。
 周りからは「まただね」って(笑)

音信不通になっている間は何をなさっていますか?

 まず寝ます(笑)。それに、好きなこと、しばらくできなかったことをします。好きなイベントに足を運んだり、飼っているジャックラッセルテリアと毎日1時間半たっぷり散歩したりするのも気分転換になります。イベント直前になると、睡眠時間がわずかな日も多々ありますが、それでも楽しいのでやめられません。

リフレッシュできるお気に入りスポットを教えてください。

昭和の雰囲気なのにおしゃれな「Hakoji&食堂てて」が好きなんです。オーナーさんが誰に対しても気兼ねなく話しかけてくださるので、肩の力がスーッと抜けるのを感じます。人生の先輩みたいな二人の女性が自由な発想で営んでいる、アットホームなお店です。

食堂 てて

雑貨 Hakoji

雑貨・食堂 Hakoji&食堂てて

【店舗情報】
〒422-8076 静岡県静岡市駿河区八幡3-21-11
TEL 054-287-2839
営業時間 11:00~16:00
定休日 土・日・月・祝日
駐車場 2台
http://hakojitete.exblog.jp/

◆ 高城染工個展「BLUE & WHITE」開催! ◆
インディゴ、藍染めのTシャツやワンピース、雑貨などが届きます。
7月22日から31日まで ※土、日、月曜はお休みです

最後に、このページをご覧になっている女性にメッセージをお願いします。

 実は、私は子育てを経験していません。これは「はぴまま」という子育て支援に携わるうえで、最初はダメなことだと思っていました。でも、今となっては子育てをしていないことにより、「子育てはこうでなくてはいけない」という先入観がないことが強みで、広く物事を捉えるための秘訣ではないかと思っています。

 自分は人とは何が違っていて、何ができるのか。自信を持てることが何なのかを探してそこを強みにしていくと、色んなことが見えてくるようになりました。
 感じ方や捉え方の問題なのかもしれませんが、例えば男性と同じ土俵で頑張り続けるより、女性であることを柔軟に受け入れ、ダメな自分ですら「今の私、全くダメダメだ」と許容することで、前向きに楽しめたら人生は不思議と楽になることがあるなと実感しています。

ママたちにも一言お願いします。

 子育てには24時間365日休みがなく、まじめなママほど自分のことに時間を割いてはいけないと思いがちです。しかし、オンとオフをはっきり持ち、自分のことを大切にすれば、おのずと前向きに取り組むことができるようになると思います。

My First Step ~私に人生の新たな一歩を与えてくれた人~

高校時代からの友人・吉岡真由子さん

こども病院の看護師の経験を生かし、リフレクソロジストとして子育て中の母親を支援してきた子育てのプロ。
二人の子を育ててきた彼女と「お母さんって本当にたいへん」という話をしなかったら、ママのためのイベントは思いつかなかったと思います。

プロフィール

池田 水穂子(いけだ みほこ)

静岡市葵区生まれ。
高校時代まで静岡で過ごした後、大学進学を機に神奈川県へ。大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社し、番組プロデューサーを務める。2009年に静岡へ戻り、現在に至る。

はぴままカフェ公式ブログはこちら。

次回の輝く女性は・・・

末吉 喜恵さんを予定しています。

奈良から静岡へ嫁ぎ、現在5人の子育てに励む末吉さん。一昨年、静岡市で自らが主催するママサークルをNPO化するなど熱心に活動する女性です。活動では子育て中のパパやママが安心して集い、親子のコミュニケーションを深めたり、子育ての情報交換や交流を図る場を提供しています。ご主人のご両親と仲良く同居し、外では地域の子育てに力を注ぐ末吉さんの日常に迫ります。

今回の取材スポット

駿府匠宿
静岡市の地場産業を体験できる施設。自然の中で伝統技術や歴史を学ぶことができます。
※「はぴままカフェ」の会場にもなっています

住所 静岡市駿河区丸子3240-1
開場時間 9~17時(※各体験工房のお申込みは16時まで)
休場日 年末年始(12/30~1/1)を除いて営業中
TEL 054-256-1521
公式ホームページはこちら