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ふるさとトピックス

Step By Step
vol.9

人生の財産は「人」。

『地域の活動に、顔を出してみませんか?』


 結婚を機に静岡市で暮らしている青山さんは、PTA、町内会等の役を通じて、地域と関わり合うことの楽しさを覚えるとともに、引っ込み思案な性格を克服しました。さらに、平成元年に民生委員に就任して以来、子育て・介護予防等、地域の福祉活動に取組んでいます。現在は「地域みんなで助け合える場づくり」を目指し、積極的に活動している青山さんの日常に迫ります。

【On Time】 人生の財産は「人」。

青山さんは民生委員のどのような点に魅力を感じていますか?

 私は平成元年から民生委員を務めています。各体験を通じ、地域の子どもからお年寄りまで、幅広い世代の方々と出会える点が魅力であり、役得だと思っています。人付き合いの数だけ人生は豊かになると感じており、私の財産は「人」だと思っています。

民生委員の活動が負担に感じてしまうことはありませんか?

 私の地区(静岡市西豊田地区)では、子育支援「子育てトーク」、介護予防「S型デイサービス」のほか、独自の活動として、地域の居場所づくり「カフェ蔵」という取組みがあります。私は地域福祉という観点から、これらの企画・運営に携わっており、慌ただしい毎日ですが大変だと感じることはあまりありません。それどころか、活動毎に参加者が異なるため、行く先々で気分転換ができています。

民生委員を始めたきっかけはなんですか?

 私は以前から、PTA、町内会等の役員をしており、民生委員は偶然にも義父母の介護を終えたタイミングで声を掛けていただきました。一般的には避けて通りたい道かと思いますが、私は地域と関わることも、人と接することも好きなので、断るという選択肢はありませんでした。
 人それぞれ、仕事や家庭があるので、地域の活動へ参加することに対し、気が進まない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、周囲の方々と同じ目的を持って活動することは、大変ながらも楽しく、人と人との距離感が縮まる良いきっかけです。子供会の規模についても縮小傾向にありますが、自分の子供を他人の子供と平等に見れるチャンスと考えると、地域のコミュニティから遠ざかることはもったいないように感じてしまいます。

子供の頃から積極的に行動するタイプでしたか?

 子供の頃は運動が苦手で、本を読むのが好きな文学少女でした。性格も引っ込み思案で、決して積極的なタイプではありませんでした。しかし、こうして民生委員となった今、周囲の方がきっかけを与えてくれたことで、消極的な性格を克服できたと感じています。
 私のモットーは、「来るもの拒まず」です。一歩足を踏み入れてみると、その先に広がる新たな世界、新たな出会いにワクワクするとともに、何事もやってみないと分からないと感じています。何かがあったらいつでも対応できるよう、提出物等は受け取った日に片付けるようにもなりました。

青山さんにとって、理想の「地域」はどのような場所ですか?

 私が思い描くのは、困ったときにSOSのサインが出せる地域です。学生も、サラリーマンも、立場は関係なく、誰もが家に帰れば「地域」の人です。私を含め、人はいずれ年を取ります。だからこそ、自分にとって最も身近である「地域」と上手に付き合うことで、人生はより楽しくなり、地域内での世代交代もスムーズになると思います。
 人は1度会えば知り合いになり、2、3度顔を合わせるうちに心配し合う間柄になるものです。悩んだとき、困ったとき、人との付き合いが多い方ほど、物事を容易に解決できるのではないかと感じています。

【Off Time】 じっくりと、長く。

気分転換の方法を教えてください。

 私は料理をしながら、歌を歌ったり、今後の構想を練ったりすることで、気分転換をしています。料理は細かな動作の連続ですが、全身を使って作るので、運動にもなっています。一緒に暮らす孫が私の料理を喜んで食べてくれることも嬉しく、作り甲斐もあります。
 最近は、「東京オリンピックにボランティアとして参加できたら」という思いから、英会話の勉強を始めようと考えているところです。

リフレッシュできるお気に入りスポットを教えてください。

 東静岡駅の改札口付近から見える風景です。改札口前の大きなガラスの際に立つと、富士山と一緒に、真っ直ぐと続く線路が見えます。ツインメッセから南の方角を見ると、道路がずっと続いています。私は長く続いている風景が好きで、「どんな道も我が家へ通ずる」と思うと、それだけで温かい気持ちになります。

◆ ◇ ◆ 輝く女性のお気に入りスポット ◆ ◇ ◆

人生で大切にしていることはなんですか?

 「口に出す前に、自分でやってみること」です。
 山本五十六さんのお言葉「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」にもありますが、まずは自ら動かなければ、人に言えません。本を読んだだけでは知識とは言えず、何事も自分で体験してみなければ分からないと思っています。
 あわせて、人生を楽しむには、フットワークの軽さ、ノリの良さが大切だと思っています。民生委員には定年があるので、任期満了後の新たな人生も楽しみにしています。

My First Step ~私に人生の新たな一歩を与えてくれた人~

 今は亡き娘です。
 娘は13年前に他界しましたが、今も私の原動力になっています。9年間の闘病生活を送りながらも、挑戦し続けていた娘は、仕事も遊びにも迷いがありませんでした。また、当時から民生委員を努めていた私に、「役員を辞めないで」と、言ってくれたのも娘でした。娘の看病に付きっ切りの生活にならないよう配慮してくれたことで今の私があり、メリハリのある生活を送れています。少し大袈裟かもしれませんが、「娘の分まで頑張りたい」と思っています。

プロフィール

青山 文代(あおやま ふみよ)

静岡県藤枝市生まれ。
結婚を機に静岡市で暮らし、平成元年から民生委員を務める。以来、地域の子育て、介護予防等を通じ、地域福祉活動に注力している。赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い世代の方々と接するほか、平成25年には地域の居場所「カフェ蔵」の開設に携わる等、地域との関わりを大切にしている。

次回の輝く女性は・・・

辻禮江さんを予定しています。

50歳のとき、趣味のひとつとして刺繍を習い始めた辻さんは、60歳から本格的に教室へ通い、71歳のときに講師の資格を取得しました。その後、自宅を利用して教室を開き、平成23年には生徒の皆さんと展示会を開催する等、現在も製作を続けています。次なる夢として、「再び展示会を開催し、教室を盛り上げたい」と願う、辻さんの日常に迫ります。

今回の取材スポット

地域の茶の間「カフェ蔵」

「そこに行けば誰かがいる空間」として、地域の方々の心の拠り所になれば、と思っています。現在、利用者はご高齢の方が多く、ゲームをしたり、体操をしたりしていますが、子育て中のお母さんにも気軽に訪れてもらいたいと思っています。病院へ行きたいとき、用事を済ませたいとき等、地域みんなで助け合える場づくりを目指しています。

住所 静岡市駿河区曲金3-9-12(曲金蔵屋敷公民館)
※毎月第2・4金曜 9:00~13:00
※参加費用 100円(子ども・学生は無料)