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ふるさとトピックス

Step By Step vol.43

きっかけは大好きなパスタ

大好きな味をもっと多くの人に広めたい


 大好きだった飲食店の閉店をきっかけに、未知の世界であった飲食店経営の道に進もうと決めた水上さん。2014年2月より、静岡鉄道新清水駅から徒歩すぐのところで、カフェバー「いつもの店で」を経営しています。
 たくさん悩み、迷いながらも確実に歩みを進めてきたこの4年間。
「振り返ってみると、全てが理想の形になっています。人生の中で今が一番充実していて、一番幸せです。」と、笑顔で語る水上さんにお話を伺いました。

【On Time】大好きな味をもっと多くの人に広めたい

現在のお仕事について教えてください

 カフェバー「いつもの店で」を経営しています。
 「いつもの店で」は2014年2月1日に静岡鉄道の新清水駅近くで営業を始め、今年で4周年を迎えます。食事をする場所として、時にはバー、時にはカフェとして、肩肘張らずに店を利用してもらいたいという思いから、レストランとしてではなく、カフェバーという形で店を出しました。
 材料の仕入れに在庫管理、アルバイトの雇用、厨房での調理に、店頭での接客といった、店の経営に関する全てのことを行っています。
 経営者としてどうすればより良い店になるかを考えたり、母として家庭のことをしたりと、公私ともに充実した毎日を送っています。

どのような経緯でカフェバーを経営するようになったのですか

 飲食店経営は昔からの夢ではありませんでした。以前は会社勤めで、営業や配達の仕事をしていましたが、結婚を機に退職してからは、飲食店とは関係のないアルバイトをしていました。
 きっかけとなったのは、大好きだった飲食店の閉店です。
 夫と行きつけの飲食店のパスタの大ファンでしたが、ある日、そのお店が閉店してしまうことを知りました。閉店の案内が書かれた紙に【当店の料理について聞きたい方はご連絡ください。調理法をお教えします。】という言葉を見つけ【このパスタが無くなってしまうのは絶対に嫌だ!この味を廃れさせないよう、私がこの味を引き継ぐ!】と強く思ったことが、飲食店を始めようと思ったきっかけです。
 そのお店の方にすぐに連絡をし、美味しいパスタの秘訣を教えてもらったものの、飲食店を出したことなどもちろんありません。そこで、当時していたアルバイトを辞め、知人が経営する飲食店で、飲食店経営を学ぶため、働かせてもらいました。
 「いつかは自分で飲食店を開きたい…」という気持ちで勉強していましたが。その「いつか」はすぐに来ました。とても気に入った物件を紹介してもらい、始めるなら今だ!と「いつもの店で」を始めました。その時はまだ早すぎるのではないか、ちゃんとやっていけるだろうか…と不安な気持ちもありましたが、振り返ってみると、あのとき一歩を踏み出して本当に良かったと思います。

仕事の中で大切にしていることは何ですか

 ちょっとした気遣いを忘れないことと、ゆったりとした雰囲気作りです。
 ちょっとした気遣いを大切にしたいと考えているため、お客様の表情を良く見て動くようにしています。他に心掛けていることとして、お客様が欲していることは何か考えること、お客様からお声掛けいただく前に気づくこと、こちらからお声掛けや給仕をするときにはタイミングを見計らうこと等々、数多くあります。簡単かもしれないけれど意外と難しい、ちょっとした気遣いを忘れないように行動しています。
 また、お客様がいらした際は、忙しくても厨房に籠らず、お客様へ積極的にご挨拶をしに行くようにしています。
 雰囲気作りに関しては、店の照明を明るくしすぎないよう調節したり、BGMはゆったりとした音楽を流したり、ソファ席を用意したりと、お客様がリラックスしていただけるよう工夫をしています。
 これらの心掛けは全て「またこの方と、この店で会えたら嬉しい。次につながれば嬉しい。」という思いで行っていることです。

看板メニューや店独自の取組みを教えてください

 料理はパスタやピザ、肉料理におつまみメニュー他多数、ドリンクも、料理に合うお酒からカフェメニューと、幅広く取り揃えております。
 店の看板メニューは、夫と私が惚れ込んだ麺で作るイカスミパスタです。通常のパスタとは違う製法で作られ、違う調理法で出来上がるパスタは、もちもちの食感です。「いつもの店で」はいつでも美味しいイカスミパスタを食べられる店として好評をいただいており、昼夜問わず人気メニューとなっております。
 独自の取組みとして、不定期ではありますが、当店主催のイベントを行っています。
 夫と私は音楽が好きで、「いつもの店で」という店名はKGMさんという大好きなアーティストの曲名からいただきました。毎年2月にはKGMさんを招き、周年記念イベントとして店内でライブコンサートを開催しています。周年記念イベント以外にも不定期で、縁のあるアーティストを招き、ライブコンサートを開催しています。
 他にも、お客様同士のコミュニケーションの場になってもらえれば…という思いから、40~50名規模の交流会を主催することもあります。こちらも好評で、毎回多くの方にご参加いただいています。

今後の目標は何ですか

 今が人生の中で一番充実していて、一番幸せな時間だと、大袈裟ではなく思っています。
 更なる理想を求めたいと思った時に思い浮かぶのは、昼営業の充実です。現在、夜の部は営業時間も長くメニューも豊富に活動できていますが、昼の部は営業時間も短く、限られたメニューしか提供できていません。昼営業を充実させる為には子供もまだ小さいため、すぐには難しく、またとても大変なことだとは思いますが、それが今考えている理想の一つです。

【Off Time】周りの人たちの理解と協力に感謝

ご家族について聞かせてください

 夫と子供2人、私の4人で暮らしています。子供は2人とも女の子で、小学校と幼稚園に通っています。
 店の経営は、家族の支えによって成り立っていると強く感じます。
 夫は私がやってみたいと思うことをいつも応援してくれますし、店のこと、家族のこと、どちらも全面協力してくれます。子供たちも本当に元気でお喋りが上手で、店が休みのときには私自身とても元気をもらっています。

仕事と家庭の両立について教えてください

 現在、水曜日~金曜日は昼も夜もどちらも営業をしていますが、昼営業と夜営業の間に多くの家事をこなすことで両立を図っています。
 昼営業の後には、足りない物の買い出しに行き、帰宅して家事をし、幼稚園と学校から帰ってきた子供の世話をし、夕飯の支度をしてまた夜営業のため店に戻る…といった流れで一日を過ごしています。ゆったりとした一人の時間はなかなかとれませんが、それでもなんとかやれています。
 こうして私が仕事と家庭とを両立できているのは、子供が元気でいてくれること、私が仕事に行っている間、仕事から帰った夫が子供の世話や家事、仕事のサポートをしてくれているからこそだと思っています。また、夫が忙しい時には実家の母や祖母が子供の世話をしてくれています。
 家族の理解とたくさんのサポートがあって歯車がうまく回っており、何か一つでも欠けてしまったらこのバランスは保てないと思います。私の思いと活動を全力で応援して協力してくれる周りの人達に深く感謝しています。
 その他、仕事と家庭の両立を図るために定休日を一日増やしました。
 少しでも自分の時間を作らないと、私の心の余裕が無くなり、家族の時間にまで悪い影響を与えてしまいかねないと考えたからです。
 店の経営は全てが経営者である私の責任になり、すべきことも、考えるべきことも多くあり大変ですが、このように店の姿を自分で変えることができるのは、仕事をするうえでの強みだとも思っています。

 家族にとって、私にとって、何が最善なのかいつも迷いながら進んでいますが、振り返ると「あの時の選択は間違っていなかった。良い方向に進むことができている。」と思うことばかりです。
 これからも、今が一番幸せ!と胸を張って言えるように、仕事に家族のことに、懸命に取り組んでいきます。

プロフィール

水上 恵(みずかみ めぐみ)
静岡市清水区出身

大好きな味をもっと広めたい!という強い気持ちで
カフェバー「いつもの店で」を始めた水上さん。

「いつもの店で」は今年の2月で4周年を迎え
多くのお客様に美味しい料理と癒しの時間を提供している。

店内の貸切等、柔軟に対応してくれるとのこと。
お気軽にお問い合わせを。


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静岡県静岡市清水区旭町4-11 宮一番館1階
TEL:080‐2660‐0948
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